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お役立ち情報⑭ 「時速60キロ」から「30キロ」へ、生活道路のルール激変!
お役立ち情報
2026/08/31

普段何気なく運転している住宅街の路地や、中央線のない細い通学路。これまで「速度標識がないから法定速度の時速60キロまで出していい」と勘違いされがちだったこれらの道路のルールが、2026年9月1日から180度変わります。
改正道路交通法施行令の施行により、センターラインのない、いわゆる「生活道路」における自動車やバイクの法定速度が、これまでの時速60キロから一気に「時速30キロ」へと引き下げ=身近な道路の大部分(約7割)の制限速度が実質的に半分になることを意味します。
なぜ「時速30キロ」なのか。警察庁などの分析によると、自動車の走行速度が時速30キロを超えると、歩行者がはねられた際の死亡率が急激に跳ね上がることが分かっています。裏を返せば、時速30キロ以下に抑えることで、万が一の接触時にも致命傷を避けられる確率が大幅に高まるのです。
これまでも特定のエリアを時速30キロ規制にする「ゾーン30」などの取り組みが全国で進められてきましたが、今回の法改正は、エリアという点ではなく、日本全国の「道路そのものの基本ルール」として網をかけるドラスティックな対策と言えます。
ドライバーが特に注意しなければならないのは、対象となる道路の見分け方です。
原則として「中央線(センターライン)や中央分離帯がない道路」で、かつ「速度標識が設置されていない区間」が今回の時速30キロ引き下げの対象となります(※もし、その道路に「時速20キロ」など個別の速度標識がある場合は、そちらの指定速度が優先)。
これまでは時速60キロが上限だと思って走っていた道路で、うっかり時速50キロ台で走行してしまえば、9月以降は一発で免許停止(免停)になるほどの重大な速度超過違反に問われる可能性が生じます。
今回の法改正は、単に罰則を強化するためのものではありません。生活道路の多くは、そもそも「速度を出して走る」ことを想定していない、地域住民の生活の場です。今回の引き下げを機に、ドライバーは「標識がないから出していい」という従来の意識を捨て去り、「中央線のない道は、いつでも子どもや高齢者が飛び出してくるかもしれない場所」という認識へアップデートする必要があります。
時速30キロという数字は、あくまで法律上の「上限」に過ぎません。ハンドルを握る私たち一人ひとりが、歩行者を思いやる心のブレーキを踏むことこそが、真の安全な社会への近道となるはずです。
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